こんなお悩みにお答えしていきます。
本記事の内容
・ホテルで働くデメリット
本記事の信頼性
アルバイトから始めて途中で社員になり、マネージャーや副支配人も経験しました。
こちらの記事が、ホテル業界に就職、転職しようか迷っている方の参考になればと思います。
それでは早速はじめていきます。
もくじ
ホテルで働くメリット
まずはホテルで働くメリットからお伝えします。
・リピーターが出来ると楽しい
・チップがもらえる(高級なところ)
お金が貯まりやすい
ホテルの仕事は貯金がしやすいです。
理由は、ホテルマンのほとんどが、会社の用意する寮に住むことになるからです。
寮ではなく、自分で借りて住む場合は該当しないので、この部分は飛ばしてください。
どこのホテル(会社)に就職するかにも違いはありますが、寮費や光熱費は会社側が払ってくれることが多いです。
ちなみにわたしの経験だと
・B社→寮費2万円、水道光熱費タダ
・C社→寮費2.5万円、水道光熱費自己負担
こんな感じで、A社のときは最高でした。
そのときはお金がけっこう貯まったので、そのお金で新車を買うための頭金にしました。
ホテルの平均給与は低いって言われるけど問題ないです
ホテルの平均給与は、役職なしで300万円前後、役職ありで400万円〜500万円前後と言われています。
確かに一般企業と比べると低いかもしれませんが、家賃がかからないのはとても大きいですよね。
ちょっと比較してみます。
総支給額が25万円でも、社会保険や年金、住民税など、もろもろ引かれると、手取りは20万円くらいになります。
手取り20万円で1人暮らし(自分で家を借りる)の場合
家賃が5万円、水道光熱費が1万円だとすると、
手元に残るのは14万円です。
手取り20万円で寮費と水道光熱費がタダの場合
引かれるものがないので、手元に残るのは20万円です。
寮費や水道光熱費がタダの会社(ホテル)を選んで就職すれば、給料が低かったとしても、手元に残る金額は多くなります。
就職活動するときは、寮費や水道光熱費の補助があるのかも確認しましょう。
一応デメリットもお伝えすると、会社が用意した寮の場合は他人を部屋に入れることは出来ないことが多いです。
異性はもちろんダメです。
みんな隠れて入れていましたが笑
リピーターが出来ると楽しい
ホテルには何度も来てくれるお客様、「リピーター」がいらっしゃいます。
お客様が自分の名前と顔を覚えてくれて、指名が入ることもあります。
自分を訪ねて来てくださるときは、とても嬉しい気持ちになります。
以前働いていたホテルは、フロントもレストランもすることができたので、自分が担当したいお客様がいらっしゃったときは、チェックインや夕食など、ずっとサービスに入っていました。
わたしはあまりやっていませんでしたが、本当に仲良くなったお客様とは会社の外で会うスタッフもいました。
ヘッドハンティングに合って辞めていく人も何人かいました。
特に高級なホテルや旅館は、一組のお客様に対してサービスする時間が長く取れるので、仲良くなりやすいです。
金額が安いホテルだと、流れ作業のようなサービスになってしまいがちなので、話す余裕はありません。
『お客様に濃いサービスがしたい』
場合は、高級なホテルを選んでで働くと良いかもしれません。
高級なホテルの目安は、リゾートホテルだと1人5万円以上です。
チップがもらえることがある
ホテルで働いていると、チップをもらえることがあります。
日本だと「お心付け」と呼ばれたりします。
わたしは1泊で1人1万円ほどのホテルから、1人6万円くらいのホテルで働いた経験があります。
やはり高級なホテルになればなるほど、チップをもらえる回数は増えていきます。
わたしの友人は1泊1人10万円くらいのホテルで働いていますが、月にもらえるチップの額は10万円くらいだそうです。
半分は会社に収めるそうですが、それでも月に5万円もらえるのはすごいですよね。
チップがもらえることがあるのも、ホテルで働くことの大きなメリットだと思います。
チップ目的で仕事をするは良くないと思う方もいるかもしれませんが、海外では当たり前ですよね。
ホテルで働くデメリット
次はホテルで働くデメリットをお伝えしていきます。
・ホテル業は体力勝負
・役職が上がっていくと大変
長時間労働になりやすい
ホテル業界はいまだにブラックな会社が多いです。
そうでない会社も、もちろんありますが、長時間労働が当たり前の会社は比較的多いです。
特にホテルは、支配人の考えが現場に強く出ます。
「残業するのは当たり前」
「マネージャーは休日出勤するのは当たり前」
のような、古い考えの支配人もいます。
そんな支配人に当たったら最悪です。
可能なら異動願いを出して、他のホテルで働いた方が良いです。
とはいえ支配人は選べないので、会社は慎重に選びましょう。
今だと転職サイトで退社した人のクチコミが見れるので、良く読んだ方が良いです。
ホテル業は体力勝負
ホテル業は体力勝負です。
事務職や、経理、コンシェルジュなどの役割は別ですが、お客様にサービスするときは基本立ちっぱなしです。
1日の勤務の間ずっと立ちっぱなしということはざらにあります。
わたしは現在30代ですが、10年前と比べて疲労度があきらかに違います。
お客様にサービスするのは大好きですが、20代のときと同じようには働けません。
体力に自信がなかったり、パソコンをいじる方が好きな方は、ホテル業以外の道を探すのも良いかもしれません。
ホテル業でも、マーケティングや予約部門もあります。
そちらは立ちっぱなしということはないので、希望するのもありですね。
その代わり、お客様へサービスする機会はなくなります。
役職が上がっていくと大変
どの職業でもそうかもしれませんが、役職が上がっていくと大変になります。
わたしはホテル業に入ったとき、最初は派遣でした。
そこから1年くらいでマネージャーになり、そのあとは副支配人なども経験しました。
役職が上がっていくと確かに「やりがい」もありますが、「大変なこと」も増えていきます。
役職が上がって大変だったことは休日出勤と長時間労働
役職が上がっても上司はいます。
会社員である以上、上司の指示は絶対です。
社長になる以外、これから逃れる方法はありません。
わたしが一番大変だったのは数年前、マネージャーをやっていた時代です。
そのときの支配人は、
マネージャーなら
「長時間労働は当たり前」
「休日出勤は当たり前」
みたいな価値観を持っていました。
若いスタッフを守るのは大切ですが、マネージャーだって同じ人間です。
しかも役職があるマネージャーの方が、歳も重ねているので体力がありません。
自分も辛かったですし、周りのマネージャーを見るのも辛かったです。
色々な方法を試みて、仕組みを変えようと努力しましたが、結局退職することにしました。
ちなみにそのときの支配人は、ちゃんとした休みは月に3回くらいしかありませんでした。
「こういう風にはなりたくないなあ」
とも思ったので辞めたのもあります。
どんな会社、どんな上司のもとで働くかで、自分の幸福度はある程度決まるんだなと気づく事ができました。
まとめ:ホテルの仕事は素晴らしい
ここまで、ホテルで働くメリットとデメリットをお伝えしてきました。
結論、ホテルで働くことは楽しいこともありますし、良い出会いも多いです。
労働環境がちゃんとした会社に入ることができれば、人に喜んでもらうのが好きな人にはオススメの仕事です。
余談ですが、ホテルや旅館で働く人は社内恋愛が多いです。
特に地方だとその傾向が強いです。
出会いが少ないからですかね。
その中で結婚する人を何組も見てきました。
出会いは運とタイミングもありますのでなんとも言えませんが、ホテル内のカップルや結婚する人は多い印象です。
絶対に入社しちゃいけないホテル(会社)
つまり、働く従業員より、売り上げやお客様を優先させすぎる会社です。
間違ってこんな会社に入ってしまうと、とても疲弊します。
残業は当たり前、休憩もちゃんと取れない、みたいなことになります。
就職や転職する前のリサーチは慎重に行ないましょう。
まずはリゾートバイトや派遣もありだと思う
いきなり就職するのが不安な場合は、軽い気持ちでリゾバをやっても良いと思います。
リゾバなら最短で1ヶ月とかのところもあります。
とはいえ1ヶ月だと慣れたころに終わり。ってなるので、3ヶ月くらいは働いた方が良いかと思います。
ブラックだとわかったら就職はやめておく。
ホワイトだったら社員として応募する。
みたいなこともありだと思います。
ホテル側に信頼されれば、リゾバから社員になることもできます。
わたしもリゾバで全国いろんなところに行き、最終的に社員になりました。
色々なホテルから社員のお誘いはありましたが、ブラックっぽいところはすべてお断りしてきました。
時給が一番高いリゾバはこちらです。
リゾート地で働くならリゾートバイト.com!時給は業界No.1!!!
リゾバするなら時給は絶対に高い方が良いです。
同じ仕事なのに、派遣会社が違うだけで時給が200円違うとか普通にありますので。
過去にリゾバの記事も書いています。
>>リゾートバイトはきつい?【リゾバ選びで失敗しないための方法】
働くホテルさえ間違わなければ、ホテルで働くのは楽しいし、幸せです。
あなたが理想のホテルで働けることを陰ながら応援しています。
今回は以上です。